(2005/09/04)平治物語絵巻を語る

◇9月の例会の案内 ◇

  • 日 時 9月4日(日)13時30分〜
  • 会 場 兵庫県民会館1202号室
  • 演 題 「平治物語絵巻を語る」
  • 講 師 百橋明穂先生 神戸大学教授
  • 参加費 会員三百円 一般五百円




 中世美術史の専門家、神戸大学教授どのはし百橋あきほ明穂先生を招聘して、平治物語絵巻の美しいスライドを見ながら、平治物語を語って頂きます。
 平治物語は、平安時代最初の武士による内乱を描いた軍記物語で、鎌倉時代中期に成立したと言われる「平治物語絵巻」は、十数巻あったらしいのですが、現存するのは「三条殿夜討の巻」(ボストン美術館蔵) 、「信西の巻」(静嘉堂文庫蔵)、「六波羅御幸の巻」(東京国立博物館蔵)の完本3巻と、諸家に分蔵される「六波羅合戦の巻」の断巻のみです。百橋先生はこれらの絵詞の全幅をスライドに収められており、先生独自の学説や美術史学会の解釈などを承りたいと思います。
 極彩色の絵巻を私たち部外者が目にできる幸せを充分に味わいたいと思って、今回の企画を立てました。