◇7月例会のご案内◇

  • 演題  谷崎文学の魅力
  • 講師  藤原智子先生((神戸市会議員、文教経済委員) 芦屋市谷崎潤一郎記念館図録編纂編集実務補佐 谷崎潤一郎研究会会員
  • 日時 平成20年7月6日(日)13:30より15:00頃まで
  • 場所 兵庫県民会館 902号室 (JR・阪神元町駅」の山側、徒歩7分。地下鉄「県庁前駅」1-2出口)
  • 参加費 500円(申込み不要・自由参加)
  • 主催 兵庫歴史研究会
  • 問合せ先   電話 078-592-1621 梅村伸雄


  • 谷崎 潤一郎は、明治末期から第2次世界大戦後にかけて活動した小説家(1886〜1965)です。作風は耽美主義とされる『痴人の愛』『細雪』』『春琴抄』など多くの秀作を残し、文豪と称されました。
  • 関東大震災を機に関西に移住、一次避難の予定でしたが、関西の地をいたく気に入り、その後長く住んでおります。
  • 東京人の谷崎が、「人種」が違う、と非難していた関西人を、最後には愛したとの話もあります。
  • この度は谷崎の魅力について、難しい話は抜きにしてお話をしますが、『春琴抄』には、二人の間に4人の子供がいたこと、その意味などについてもお話します。


  • 藤原先生は、関西学院大学大学院生の時に谷崎の未公開書簡を発掘され、「谷崎潤一郎の?お春どん?への手紙」を執筆、『婦人公論』に掲載されて好評を博しました。
  • 細雪』に登場する名脇役?お春どん?のモデル、久保一枝さんが亡くなったその枕元に遺された谷崎さんからの140通近い手紙は、久保夫妻への思いやりに溢れるものでした。
  • この度は、その一部についてお話を伺いたいと思います。乞ご期待