◇3月例会のご案内◇

  • 演題  兵庫にあった国境・赤石櫛渕
  • 講師  梅村伸雄 会員
  • 日時  平成20年3月2日(日)13:30より15:00頃まで
  • 場所  兵庫県民会館 304号室 JR・阪神元町駅」の山側、徒歩7分。地下鉄「県庁前駅」1-2出口
  • 参加費 500円(申込み不要・自由参加)
  • 主催  兵庫歴史研究会
  • 問合せ 078-592-1621 梅村伸雄


  • 大化改新詔で畿内の西端と決められた「赤石櫛渕」が何処であったかについて、多くの方々は大して気にも止めていなかったと思われる。
  • ところが、この摂播両国の国境である「赤石櫛渕」の所在によって、神戸の歴史が大きく変わるということで、無視できない問題になってきた。
  • 何故ならば、「赤石櫛渕」が兵庫にあるなら、兵庫から西は播磨国になるために、神戸の歴史に播磨の歴史を含めなければ、神戸の歴史の真実を語ることが出来ないと云うことになる。
  • 兵庫に「赤石櫛渕」があって、和田の州を播磨とするならば、西国一といわれる名勝「赤石八景詩并に序文」に謳われた美しい湖と河、八景の対象となった名勝と歴史の全てが神戸を飾るのであり、遣唐使発遣の地として、また『栄華物語』を飾る後三条院の御幸を含め数々の御幸の舞台として、神戸の歴史に彩りを添えるのである。その「赤石櫛渕」の所在について、資料をもとに説明をしたい。