◇『平家物語』講座案内 2008年度◇

  • 主 催  兵庫歴史研究会
  • 講 師  阪本信子 兵庫歴史研究会副会長
  • 会 場  兵庫県民会館1202号室(変更あり)
  • 開催日時 毎月第3土曜日 13:30〜15:00(8月、12月はお休み)
    • 平成20年 4月19日、5月17日、6月21日、7月19日、8月(休)、9月20日(902号室)、10月18日(901号室)、11月15日、12月(休)
    • 平成21年 1月17日、2月21日、3月21日、4月18日
  • 参加費  会員 300円  一般 500円(申込み不要)
  • 問合せ  (078)592−1621 梅村方


  • 寿永三年正月二十日、木曽の風雲児義仲は三十一歳の生涯を近江粟津原で終えました。次に滅ぶものは義経です。
  • 義経が脚光を浴びた時期は、神技の如き戦略で制した三草、一の谷、屋島、壇の浦の戦い迄の一年余りで、完膚なきまでの勝利は、皮肉なことに兄頼朝に恐れと疑惑を生じさせ、転落への道に至るのです。
  • 源氏同族争いの間に平家は勢いを盛り返していました。
  • 平家にとって一の谷の戦いは乾坤一擲の負けられない戦いでした。しかし、義経によって勝敗の帰趨は決せられ、通盛、忠度、敦盛、経正、知章、盛俊など平家は多くの武将を失いましたが、何れも哀れにして優しきエピソードを残し、その史蹟は昔を偲ばせてくれます。
  • 多くの人の往生際が個性的に、深い哀傷をこめて美文で語られ、「平家物語」が「死の文学」といわれる所です。
  • 平家は屋島に引き上げ、義経の次なる勝利の舞台となるのです。
  • 天才的戦略家、義経の栄光伝説が始まります。