◇4月例会のご案内◇

  • テーマ: DNAは歴史を語る(その五) 天皇家の安定な相続方式は成り立つか
  • 日 時: 平成19年4月1日(日)13:30より15:00頃まで
  • 場 所: 兵庫県民会館 304号室
    JR・阪神元町駅」の山側、徒歩7分。地下鉄「県庁前駅」1-2出口
  • 参加費: 500円(申込み不要・自由参加)
  • 主 催: 兵庫歴史研究会
  • 問合せ: ℡ 078-592-1621 梅村伸雄
  • 講 師: 柴谷武爾 会員


  • 内 容
    • 悠仁親王殿下のご誕生とともに皇室典範改定を目的とする総理大臣直属の委員会が役目を終了したかのごとき結論を出して解散されたが、日本国が悠久の昔から築き上げてきた天皇を中心とする日本らしい社会のあり方を踏まえて将来の日本国の有り方に繋げるためには、天皇家の安定な相続方式を目指して、今から国民の間ならびに皇族の間で議論を開始し続けていかなければならない。これは、他の法律のように、うまく行かなければ、撤回したり修正を加えたりして軌道修正が可能なものではなく、一旦決めればそのまま存続せざるを得ないものだからである。幸い、現在の皇室典範は昭和23年の新憲法制定時にその内容に大きな変化を受けていないが、今回の委員会の提案は根本的な変化を含むものであるから尚更である。
    • 世界の国々と比べると、日本は、近代的民主主義を標榜している国々の言う君主制を採っている国であり、君主国25ケ国の内で唯一人口が1億人以上でしかもGDP第二位の大国である。しかも、天皇は諸外国の歴史に登場してきた王様や皇帝では決してなく、天皇をKingまたはEmperorと英語で説明すること自体が間違っている。
    • 現在の科学知識では、「万世一系の男子による相続」ということに関して、良いとも間違いであるとも言い兼ねる現状である。本日はこのような科学知識の現状の解説を主体として、天皇家万世一系のあり方について、私見を述べてみたい。