(2007/05/13) 5月探訪会のご案内

■「西播磨の歴史を訪ねる旅」

  • 主催 兵庫歴史研究会
  • 探訪地 広峯神社播磨国総社・書写山円教寺
  • 探訪日 平成19年5月13日(日)雨天決行
  • 集合場所 JR三ノ宮駅東300m 観光バス発着所
  • 集合時間 午前8時15分集合、8時30分出発
  • 参加費 6,500円(運動靴など歩ける服装にて参加のこと)
  • 申込先 梅村伸雄 078−592−1621
  • 申込期限 5月2日まで。但し、満席になり次第、受付を締め切ります。



◎日程
三宮(08:30発) -- (10:30)広峯神社 -- (11:30)昼食[福亭] -- (12:30)播磨国総社(13:30) -- (14:00)書写山 円教寺(16:30発) -- 三宮(18:30頃着)

  • 足の弱い方には、ロープウエイ山上駅と摩尼殿間のバスが利用できますが、追加料金として500円徴収いたします



◎探訪地概要

  • 広峯神社
    • 梁塵秘抄』に、「関より西なる軍神 いっぽん一品ちゅうさん中山 安芸なる厳島 備中なる吉備津宮 播磨にひろみね広峰そうさんじょ惣三所 あはじ淡路の岩屋には住吉西宮」と記される有名な神社で、すさのうのみこと素戔鳴尊・いそたけるのみこと五十猛尊・くしいなだひめのみこと奇稲田媛命などを祭神とする。
    • その祭神は、五穀豊穣を祈願する農耕の神、建築工事の安全を祈願する方位方祟除の神、そして商売繁盛、家門繁栄を祈願する国民の生産の神として多くの人の崇敬を集め、熊野詣、御嶽詣にも劣らぬ参詣があった。京都の八坂神社の祭神は、当社のすさのうのみこと素戔鳴尊の分霊を祭ったことから、京都を中心に十余年にわたって流行った疫病が鎮まり、喜んだ人々が祭りをしたのが祇園祭りの初めという。
  • 播磨国総社(射楯兵主神社
    • 祭神、いたてのおおかみ射楯大神(いそたけるのみこと五十猛尊)素戔鳴尊御子神として多くの樹種を持って新羅国へ天降られたが、全ての樹種を日本に持ち帰り、日本の国土に繁殖したことから「植樹の神」とされる。
    • 祭神、ひょうずのおおかみ兵主大神(大国主命)は妻神のすせりひめ須勢理媛命と仲睦まじく暮らしたことから、「縁結びの神様」として名高く、「国造りの神様」「幸福増進の神様」とされる。
    • ひょうずのおおかみ兵主大神はしかま飾磨郡伊和里水尾山に欽明天皇25年(564)に祀られ、いたてのおおかみ射楯大神は八世紀前から飾磨郡因達里に祀られていた。
    • この二神を合祀した神社。平安末期、平宗盛播磨国内大小明神174座の神々を合わせて、「播磨国総社」とした。
    • 姫路城鎮護の神社として崇められ、一ツ山大祭・三ツ山大祭の「置き山」の神事は有名である。
  • 書写山 円教寺
    • 西の比叡山」とも呼ばれる西国27番札所。
    • 平安時代の康保3年(966)、瑞雲によって導かれた
    • しょうくう性空上人によって開かれた兵庫県下屈指の名刹性空上人の徳は都にまで知れわたり、花山法皇が寛和2年(986)にこの地を訪れた時、「円教寺」の名を与え勅願寺とした。
    • その後、多くの皇族・貴族・武将らの崇敬をうけ、伽藍や塔頭が立ち並び、大寺院の風格を備えるようになった。
    • 書写山ゆかりの人として、花山法皇・寂心・具平親王和泉式部後白河法皇・弁慶・後醍醐天皇、この他に、西行法師・一遍上人など。南北朝と戦国時代の争乱の中、円教寺は苦難の時代を過ごすが、江戸時代に入って本来の荘厳さを取り戻し、訪れる人を温かく迎える「祈りの山」になっている。