2008-04-07から1日間の記事一覧

(161) 信子随筆 末法の世は虚言にあらず

阪本信子 会員 「誰か人をでも殺してやりたいほどの暑さだった。季節が狂ってしまっている」。 1970年に発表された石原慎太郎の長編小説「化石の森」は、こんな言葉で始まっている。 同氏の「太陽の季節」もそうでしたが、同世代ながらあまりにも激越な表現…